寝ても疲れがとれない、手足やお腹、腰が冷える、顔色が良くない…など、日常にひそむ不調は貧血から生じている可能性があります。
血液の中で赤血球は、酸素や老廃物を運ぶ働きがあります。運搬量は赤血球の数とそこに含まれるヘモグロビンの濃度で決まり、その数値が低く血液の質が貧しい状態が“貧血”。運搬が滞り酸素が全身に行き渡らなくなるため、立ちくらみや冷えなどの不調が生じるのです。
貧血の要因として、月経のある女性は、経血による鉄不足のほか、生活習慣などが関係する場合もあります。鉄はヘモグロビンを作るために必要ですが、あくまでも材料の一部。赤血球の量を含めて、血液全体の状態を考えることが大切です。また、血液を造る指令となる造血ホルモンであるエリスロポエチン(EPO)の分泌も欠かせないものとされています。
ダイエットなどで赤血球の生成に必要なタンパク質やビタミンB群が不足することは血液の質を下げるほか、鉄の吸収をサポートするビタミンCを減少させるストレスの存在にも注意しましょう。
かねてよりアサイーは「貧血が改善した」「ヘモグロビン値が上がった」などの声が寄せられていました。ですが不思議なことにアサイーが含む鉄は、レバーのように多くはなく、吸収効率が低いとされる「非ヘム鉄」です。鉄以外の作用の可能性を検証するため、フルッタフルッタは2018年に千葉大学と共同で研究を開始。アサイー摂取により、造血ホルモンであるエリスロポエチン(EPO)の分泌が促され、赤血球数が増加することが明らかになりました。同様の作用を持つ食材は世界的にも多くありません。
論文タイトル: “Acai Transiently Upregulates Erythropoietin
by Inducing a Renal Hypoxic Condition in Mice”
掲載:Nutrients, 2020,12 533; nu12020533
論文URL: https://www.mdpi.com/2072-6643/12/2/5331
生理のつらさも更年期の不調も当たり前ではなく、「自分の体をもっと大切にしよう」という考え方のもと、不調を解決するケアやテクノロジーとして「フェムテック」「フェムケア」が注目され、関連商品やサービスが増えてきています。
アサイーは多くの不調を引き起こす原因となる「貧血」に効果があることが分かってきています。「食べるフェムケア」アサイーで貧血対策をし、小さな不調も放置せず、毎日を快適に過ごしていきましょう。
TOKYO MX2『お悩み解決!ふかぼリーチ!!』(制作者の許可を得て掲載しております。)
学名:Euterpe oleracea Mart.
和名:ニボンモドキ
科名:ヤシ科
原産地:ブラジルアマゾン地帯の河岸や河岸の平野部
アサイーはブラジルのアマゾンを原産とするヤシ科の植物です。大きく生長すると25mもの高さになり、白く細長い幹に2mほどの大きな葉を生やし、ほうき状の房にブルーベリーよりひと回り大きい黒紫色の実をつけます。アサイーは収穫してからの劣化が早いため、長らく収穫地だけで食べられてきました。現在は冷凍技術などの発達により、新鮮なまま栄養価の高いアサイーを世界各地で食べられるようになりました。
赤道直下の強い紫外線と強烈な雨といった過酷な環境で育つため、1粒あたり5%ほどしかない可食部にポリフェノールや鉄分、ビタミンE、不飽和脂肪酸など豊富な栄養素や抗酸化成分を蓄えていることから「スーパーフード」と呼ばれ人々の美と健康を支えています。代表格はポリフェノールであり、ワインの様な深紫色がその多さを物語っています。